かゆい、痛い、赤い、涙がでる、めやに、腫れた、疲れる、見えにくい、かすむ、違和感がある等目と目の周りに関わるお困りのことは新生児からご長寿の方まで、どなたでもどのようなことでもお気軽にご相談ください。
こんな些細なことでと思われる症状が重大な病気につながることもございます。
目やにがでる、目が赤い、涙が出る、ゴロゴロするとう症状でいらっしゃる方の多くが結膜炎です。他の方へうつるウイルス性の結膜炎、他の方へはうつらない細菌性結膜炎、アレルギー性結膜炎があります。
伝染性の結膜炎は学校や保育園をお休みしなくてはなりません。10分ほどで結果のでる簡易検査キットを常備しておりますのでその場で判定いたします。ウイルス性、細菌性の結膜炎とも目薬で治療します。
アレルギー性結膜炎は様々な原因により目にアレルギー反応が起こった状態です。
花粉症のような季節性に起こるもの。
ホコリ、温度差などによるもの、アトピー体質、喘息体質に伴うものは通年性で1年を通じて良くなったり、悪くなったりいたします。症状に応じての目薬の使い分けが大切です。
コンタクトレンズの不適切な使用、レンズの汚れによるものは、目薬の処方だけでなく各自にあった適切なコンタクトレンズの使用方法、お手入れ方法を相談いたします。
まぶたが赤く腫れた、痛むという症状でいらっしゃる方の多くは麦粒腫です。まぶたの分泌腺に細菌が感染して起こります。目薬、ひどく腫れてしまったときは飲み薬も合わせて使います。
顔を触ったり、目をこすったりする癖のある方はなりやすいので手を石鹸で良く洗うように、顔やまぶたを触らないように注意することが大切です。
初期に見分けにくいものとして、粉瘤、毛嚢炎、霰粒腫、マイボーム腺梗塞、ヘルペス性皮膚炎、せつ等がございます。特にヘルペスは放っておくと角膜に深い傷ができ重症になります。「ものもらいだろうから様子を見よう」と思わず、早めにご相談ください。
まぶたに硬いしこりができていらっしゃる方の多くは霰粒腫です。時に軽い痛みやかゆみを伴います。まぶたの分泌腺がつまって分泌物がたまり塊となった状態です。ものもらいと見分けにくいことも多いです。細菌が関係している時と関係していない時があります。
目薬で治療しますが時間がかかります。摘出手術をご希望の場合は連携病院で受けられるよう手配いたします。
思い当たるときは流水で洗眼後、早めにいらしてください。
異物を取り出すだけでなく、角膜や結膜に傷や感染がないか確認し必要であれば目薬を処方いたします。液体が誤って入った場合はやけどや感染を起こしやすいため特に早めの処置が必要な場合もあります。また異物や液体が眼球内部へ入り込んでしまった場合(穿孔)は高度な摘出処置が必要となりますので、連携病院にて適切な処置が受けられるよう迅速に手配いたします。
ころんだり、ぶつけたり、何かがあたったりした場合 冷やしながら早めにいらしてください。表面(角膜、結膜、皮膚)だけでなく目の奥(網膜、視神経)や目の周りの骨に問題が起こっていないか拝見いたします。
ケガの具合が重く入院、手術が必要と判断した場合は連携病院へ迅速に手配いたします。
ゴロゴロする、うるむ等でいらっしゃる方が多いですが、自覚症状のない方もいらっしゃいます。
角膜にさわって傷ができていることもありますので、処置や目薬の治療が必要な場合があります。またマブタが内側にめくれこんでいたり、外側に向いていたりする場合はマブタの手術も考慮しなくてはなりません。
目を使う作業を続けることにより、かすむ、痛む、ショボショボする、充血する、まぶしい等の目の症状や、頭痛、吐き気、肩こり等の全身症状が現れ、十分な休憩、睡眠をとっても回復しない状態のことです。パソコンやスマートフォンの使用が増えたためこれらが原因の眼精疲労が多くなっています。
原因が度の合わないメガネの使用、老眼なのに無理に近くを見る作業を続ける場合はメガネの処方、作り直しが必要です。
パソコン、スマートフォンの使用の際は適度な休憩もとりましょう。
ドライアイ、白内障、緑内障等の目の病気が見つかり治療開始する場合もございます。
心因性、ストレス、環境によるもの、体の他の部位の病気によるものなど眼精疲労の原因はたくさんございます。多方面のアップローチが必要な場合もございます。
目が乾く、痛む、ショボショボする、開けているのがつらい、疲れる等現代社会では多くの方が目の乾きに悩んでいらしゃいます。
新聞の字が見えにくい、スマートホンの文字を大きくしてもぼやける等は老眼の場合が多いです。40歳前後から気になることが多いですが、若い方でもタブレットやスマートホンの長時間使用で同じような症状を自覚することがあります。
40歳以上の方は加齢による目の調節機能の低下が原因ですのでメガネ(近くを見るメガネ)を使用することが治療となります。
若い世代の方は一時的なことがほとんどですので 長時間の使用を避け、姿勢よく、適度な距離を保ち使用することで予防できることが多いです。